ニュースリリース

音声認識を活用した新しい入力インターフェースがNTTドコモ FOMA® M1000に登場
ビジネス統合ツール「AmiVoice® Mobile Tools – Biz Pack for M1000」を販売

ビジネスですぐに活用できる便利な機能を搭載

2006/07/18
ニュースリリース

株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:鈴木清幸  以下、アドバンスト・メディア)は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、NTTドコモ)が発売しているビジネスFOMA、『FOMA® M1000』(以下M1000)向けに、音声認識技術を活用したビジネス統合ツール『AmiVoice® Mobile Tools – Biz Pack for M1000』を、8月1日より法人ユーザ向けにASP形式にて販売いたします。

AmiVoice® Mobile Tools – Biz Pack for M1000』は、音声で文章などを入力・操作できる携帯電話向けビジネス統合ツールとして開発され、当社の音声認識技術を活用した携帯電話での新しい入力インターフェースを提供いたします。これにより、携帯電話におけるわずらわしい親指入力やペン入力を大幅に減らすことができ、外出先でも便利に利用できます。
さらに、当ツールはASP形式のため、契約後すぐに使用できます。従来、法人ユーザが携帯電話におけるビジネスツールを利用する際に必要だった業務アプリケーションの導入作業や開発は不要となり、導入コストも大幅に削減できます。また、当ツールは携帯電話端末内に顧客情報などのデータを保存せずに、全てのデータをサーバ内で保存するため、企業の情報漏洩リスク減少、高セキュリティを実現します。

AmiVoice® Mobile Tools – Biz Pack for M1000の機能】
①業務報告を簡単に作成できるメモ、②ネットワーク型電話帳、③ビジネスメール、④スケジュール登録、⑤鉄道経路検索機能を搭載しています。鉄道経路検索は「乗換案内」を運営するジョルダン株式会社(以下 ジョルダン)の協力を得ております。これにより法人ユーザは日本全国どこでも音声で簡単に情報検索することが可能になります。

AmiVoice® Mobile Tools – Biz Pack for M1000』は、当社の分散型音声認識(DSR:Distributed Speech Recognition)技術を活かしています。当社は当ツールを、DSR技術を活用したビジネスパッケージの第一弾と位置づけており、今後はNTTドコモのM1000以外の携帯端末向けにも開発、提供をしていきます。また、当ツールを業務特化させて展開し、新しい分野でのユーザの要望にも応える「携帯端末を活用した業務効率化システム」を受託開発いたします。

AmiVoice® Mobile Tools – Biz Pack for M1000について】

AmiVoice® ランチャー
各種ツールをすぐに起動できるボタンを配した専用ランチャー。各種ツールボタン以外にオンラインヘルプボタン、メッセージビューアー(メンテナンス情報やツールの更新情報などを表示)もあります。

AmiVoice® メモ
業務報告を支援するネットワーク対応ボイスレコーダー。業務報告、業務連絡、音声掲示板、音声備忘録など、様々な用途に利用できます。
また、オプションサービスとして、サーバに蓄積された会社特有の言葉(社内用語、略語、製品名など)を含む音声データを基にした会社特有の音声認識辞書を構築できます。辞書構築後は、音声認識機能を使って音声メモを文字に変換することが可能になります。

AmiVoice® 電話帳
サーバベースの音声検索対応電話帳。携帯電話端末の中に個人情報を登録しないため情報漏洩リスクが大幅に低減できます。また、音声検索で、すばやく簡単に電話することができます。

AmiVoice® メール
ビジネスメールの入力支援ツール。AmiVoice® 電話帳と連動したアドレス検索、音声認識とキーボード入力を併用し件名・本文入力ができます。入力した情報は標準メーラーにコピーされEメール送信できます。

AmiVoice® スケジューラー
スケジュール入力支援ツール。音声認識とキーボード入力を併用しタイトル、日時、場所などを入力できます。入力した情報は標準スケジューラーにコピーされ、SyncMLを利用してSyncMLサーバと同期できます。(SyncMLはM1000の機能です。)

AmiVoice® 乗換案内
鉄道経路検索ツール。発着駅、日時などを音声入力し、ジョルダンの乗換案内で検索した結果を表示します。

『分散型音声認識(DSR:Distributed Speech Recognition)とは』
2004年10月4日にアドバンスト・メディアが世界に先駆けて携帯電話に実装した音声認識技術です。高度な音声認識を、PCほどの処理能力を持たない携帯電話などの端末機器だけで行うことは困難です。一般的には、端末機器から通話で音声をサーバに送り、音声認識のすべての処理をサーバで行う方式がとられています。しかし、この方式では音声をサーバに送信する際のデータ圧縮やデータの欠落のために、音声認識の精度が低下します。
そこで考案されたのが、端末機器に音声認識の前処理機能を搭載し、サーバと分担して行う分散型音声認識(DSR)です。端末機器内で、音声を音声認識処理に必要なデータ「特徴量データ」へ変換し、サーバに送り、音声認識の残りの処理を行います。端末機器から送信される「特徴量データ」は音声データの1/30以下とデータ量が小さく、現在の携帯電話ネットワークでも、パケットの欠落がなく、かつユーザがストレスを感じることのない早さでサーバへ送信し、音声認識を行うことができます。
当社のDSR技術は、携帯電話などの通信機能を持つ端末機器における連続発話に対応できる高精度な音声認識機能を実現しました。

<株式会社アドバンスト・メディア  会社概要>
社名 : 株式会社アドバンスト・メディア
代表者 : 代表取締役社長 鈴木  清幸
本社 : 東京都豊島区東池袋3-1-1  サンシャイン60  48階
URL : http://www.advanced-media.co.jp/
設立 : 1997年12月
資本金 : 33億6,887万円(2006年5月1日現在)
事業内容 :
AmiVoice®を組み込んだ音声認識ソリューションの企画・設計・開発を行う「ソリューションサポート事業」
・「ソリューションサポート事業」で掘り起こされた市場のニーズに適合するパッケージ商品をライセンスとして提供する「ライセンス事業」
・当社自身がAmiVoice®を使い、企業内のユーザや一般消費者へサービス提供を行う「サービス事業」

■アドバンスト・メディアについて
  アドバンスト・メディアは、独自の音声認識等の技術にAmiVoice®より、“声”で文章入力などができる各種ソリューションを提供してきました。AmiVoice®エンジンは不特定話者に対応していますので、利用者は声の事前学習(エンロールメント)を行うことなく、すぐに音声入力できます。特に医療分野においては、導入施設が1,600を超えるまでとなり(2006年6月現在)、医療診断の効率化に貢献しています。また、議事録作成支援システムにおいては、北海道議会や沼津市議会、戸田市議会をはじめとした数多くの自治体の議会に採用され、その導入効果が高く評価されています。

【一般の方のお問合せ】
株式会社アドバンスト・メディア
営業本部  
TEL:03-5958-1091
FAX:03-5958-1033
Email: info@advanced-media.co.jp
【報道関係のお問合せ】
株式会社アドバンスト・メディア
管理本部  広報・IR部
TEL:03-5949-2007
FAX:03-5958-1032
E-mail:press@advanced-media.co.jp

AmiVoice®、およびロゴマークはアドバンスト・メディアの登録商標です。
※記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。