議会の議事録から一問一答形式で要約を生成し、議会だより作成の効率化を支援
株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)は、議会の議事録から議員ごと、または質問の趣旨ごとに一問一答形式で要約を生成する「議会だより作成支援サービス」を、6月25日(水)より提供開始します。
本サービスは、国内シェアNo.1※のAI音声認識AmiVoiceを活用した複数の議事録ソリューションを一元化した新プラットフォーム「VoXT One(ボクスト ワン)」のサービスの1つとして提供します。

議会だよりとは、議会の活動状況や審議内容を住民に分かりやすく伝えるために、各自治体が発行する広報紙です。年4回開催される議会では、議員の質問内容とその質問に対する行政側の回答の要約文を議会だよりに掲載しています。しかし、議会の議事録は全文を文字起こしする必要があり、完成した膨大な議事録をもとに各議員の発言を精査しながら要約する作業には多くの手間と時間がかかります。そのため本来の業務を圧迫するなど、議会だよりの作成は議員や職員の大きな負担となっています。
そのような中、AI音声認識AmiVoiceで作成した議会の議事録を、「Azure OpenAI Service」を活用し議会だより向けに一問一答形式で要約する「議会だより作成支援サービス」の提供を開始します。
「議会だより作成支援サービス」は、議会の一般質問の議事録データをアップロードすると、すべての発言を議員ごとに自動で振り分けます。振り分けた発言内容を、一問一答形式にワンクリックで簡単に要約することができます。これまで手作業で行っていた発言内容の振り分けが自動化され、複雑なプロンプト入力の必要もなく、議員ごとの質問と回答の要約を効率的に生成することが可能です。
また、同一の質問と回答に対する要約結果を2パターン表示し、内容を比較・検討しながら最適な文面を選択することもできます。さらに、要約結果の編集もワンクリックで簡単に行うことが可能です。「要約を短くする」「200文字以上で要約する」など修正指示を行うことで、AIが指示内容に従って要約の再生成を実行します。変更前の要約と変更後の要約を比較することも可能です。また、要約結果をクリックすると、該当する議事録内の発言箇所がハイライト表示される機能も搭載しています。要約の根拠確認が容易になり、内容の正確性を保ちながら効率的な作業を支援します。
要約結果は、テキスト形式またはhtml形式で出力できます。html形式では、要約の引用元の議事録と紐づけて表示できるため、他の職員や議員とのスムーズかつ正確な情報共有を実現します。
なお、本サービスは、「VoXT One」のアカウントが必要となるため、 AI音声認識文字起こし支援アプリケーション「ScribeAssist」または、クラウド型文字起こしサービス「ProVoXT」を導入した自治体限定でご利用いただけます。
アドバンスト・メディアでは、議会事務局の業務効率化と市民への情報提供の質向上に貢献するソリューションの開発を今後も進めてまいります。
「議会だより作成支援サービス」の特長
1.議会の一般質問の議事録から議員ごと・質問の趣旨ごとに一問一答形式で自動要約
議会の一般質問の議事録をアップロードするだけで、議員ごとに発言内容を自動的に振り分け、議員ごと・質問の趣旨ごとに一問一答形式で要約を自動生成します。
2.「編集」「要約比較」「引用元の議事録をハイライト表示」などの機能で、要約内容の精度向上
同一の議員の質問と回答に対する要約結果を2パターン表示し、内容を比較・検討しながら最適な文面を選択することが可能です。さらに、要約結果の編集も「200文字以内に要約」など要件指定を行うことで、簡単に行うことができます。変更前後の要約を比較表示することも可能です。また、要約文をクリックすると、引用元の議事録をハイライト表示する機能を搭載。
3.他の職員や議員とのスムーズな共有を実現
要約結果は、テキスト形式またはhtml形式で出力が可能です。html形式では、要約の引用元の議事録と要約内容を紐づけて表示できるため、他の職員や議員とのスムーズかつ正確な情報共有を実現します。
VoXT One概要
「VoXT One」は、議事録作成業務を多角的にサポートし効率化を実現する、国内シェアNo.1※のAI音声認識AmiVoiceを搭載した複数の議事録ソリューションを一元化した新プラットフォームです。1つのアカウントで、スタンドアローン型の「ScribeAssist」とクラウド型の「ProVoXT(プロボクスト)」など、ユーザーの利用シーンに合わせて最適なソリューションの選択が可能です。さらに、GPT‐4oを活用した要約生成や、音声入力ソリューションなど多彩な機能により、議事録作成業務の効率化を実現します。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/
ScribeAssist 概要

国内シェアNo.1※のAI音声認識AmiVoiceを搭載した複数の議事録ソリューションを一元化したプラットフォーム「VoXT One(ボクスト ワン)」にて提供している「ScribeAssist」は、オンライン/オフラインといった会議形態、Web会議システムの種類を問わず使用できる、スタンドアローン型の文字起こし支援アプリケーションです。
リアルタイム認識・バッチ(音声ファイル)認識に対応しており、会議音声の録音、音声認識、テキストの編集、文字起こし内容の出力までをワンストップで行えます。
AI話者識別機能やキーワード・タグ付け機能、リアルタイム字幕表示機能、議事録作成に特化したファシリテーションモードなど、会議での運用に適した機能を多数搭載しています。
なお、2024年9月9日より旧製品名「AmiVoice ScribeAssist(アミボイス スクライブアシスト)」から、新製品名「ScribeAssist」に変更しています。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/service/scribeassist/
ProVoXT概要
国内シェアNo.1※のAI音声認識AmiVoiceを搭載した複数の議事録ソリューションを一元化したプラットフォーム「VoXT One(ボクストワン)」にて提供しているクラウド型音声ファイル文字起こしサービスです。自治体から企業まで、幅広い業種でご活用いただけます。
クラウドにアップロードした音声ファイルを、AI音声認識AmiVoiceが自動でテキスト化するため、聞き取り・書き取りよりも素早く効率的な文字起こしを実現。各種業務のスピードアップ・業務負担の軽減・時間とコストの削減などに貢献します。
利⽤⼈数制限がないため、1部署から全社利用まで、さまざまな規模での運用が可能です。
https://voxt-one.advanced-media.co.jp/service/provoxt/
※ 出展:合同会社ecarlate「音声認識市場動向2025」音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場
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