
記録業務にかかる時間が大きく変化しました。

導入前は、とにかく記録に時間がかかるのが課題でした。1人あたりの受け持ち患者数が多いこともあり、日中に記録まで手が回らない状態でした。現場では、患者ごとのシートにメモを残しながら対応し、詰所に戻ってからまとめて入力するやり方が一般的でした。すべての業務を終えてから、「よし、書くか」と座って記録を始めるのが17時頃。そこから1時間ほどかかることもあり、結果的に残業になってしまう、という状況でした。

これまで記録のために発生していた残業はほぼ解消され、一人当たり少なくとも一日30分以上の時間削減につながっています。
従来は、業務を終えてからまとめて入力する必要がありましたが、AmiVoice iNote Lite導入後は、その場で音声入力した内容を送信するだけで記録が完了します。記録作業が後工程から“業務の中”に組み込まれたことで、負担が大きく軽減されました。
また、AmiVoice iNote Liteの画面上では、記録の転送前後が色で判別できるため、送信漏れの確認も容易になりました。「転送し忘れていた」といったミスの防止に加え、あえて未転送の内容をメモや備忘録として残すなど、現場での柔軟な使い方にもつながっています。
特に夜勤では、業務の合間に記録を進められるようになり、よりスムーズな運用が可能になっています。
さらに、記録にかかっていた時間を直接的なケア業務に充てられるようになり、現場に余裕が生まれました。「忙しい中でも定時で帰れるようになった」という声もあり、導入効果を実感しています。


様々な活用方法があります。

院内全体でさらに利用を促進していきたいです
当院でも最初からスムーズに使えたわけではなく、音声認識に慣れるまでには少し時間がかかりました。また、スマートフォンを持って動くという習慣もなかったため、その点でも最初は戸惑いがありました。
活用の広がりにはまだ個人差があり、積極的に使いこなしているスタッフがいる一方で、なかなか最初の一歩を踏み出せないケースも見られます。そのため、まずは「一度使ってみること」の大切さを伝えるようにしています。日常的に使用している様子を周囲に見せると、「便利そう」と関心を持たれることもありますが、一方で「人前で話すのが恥ずかしい」といった心理的なハードルがあるのも実情です。今後は、さらに利用のハードルを下げるために、“小声でも使える”という点を積極的に伝えるなど、現場に合った形での活用促進を進めていきたいと考えています。
また、看護部での活用をきっかけに、院内でも少しずつ広がりが出てきています。現在は病棟の医師や訪問リハビリのスタッフも使い始めています。訪問リハでは、「外出中にも記録したい」という声があり、病棟の端末を貸して試してもらっている状況です。
活用が進む一方で、端末の数が足りないという課題も出てきています。特に夕方の時間帯は日勤者が記録を転送するタイミングと、夜勤者が業務を開始する時間が重なるため、どちらも使いたいのに使えない、という状況になることもあります。夜勤者からも「使いたい」という声は多く、今後はより台数を増やしていく必要性を感じています。
柔軟な運用ができるので、まずは使ってみてほしいと思います
実際に使ってみると「もうないと困る」という感覚になります。出勤したらまず端末を取りに行く、日々の業務において欠かせないツールとなっており、特に時間制約のあるスタッフほど活用が進んでいます。例えば、育児などで決まった時間までに退勤する必要があるスタッフが、限られた時間の中で効率的に記録を行う手段として積極的に利用しています。
また、音声だけでなく写真やフリック入力など、それぞれに合った柔軟な運用もできます。音声入力はこれからどんどん進化していくと思うので、早い段階で使い始めることで、新しい業務スタイルを実感できると思います。






