
複数の診療科・職種へ利用範囲を広げました
以前から、看護とリハビリ部門の一部では「AmiVoice iNote」を活用しており、記録時間の短縮や記録漏れの防止、患者様とのコミュニケーション改善など、一定の導入効果が確認されていました。一方で、導入はしたものの利用率が伸び悩む部署もあり、利用促進を目的として、他の診療科や職種での検証導入を行いました。その結果、既存の導入部門に加えて、複数診療科の医師・研修医、チーム医療4チーム、看護師長などへのライセンス新規配布が決定し、活用範囲が大きく広がりました。
救急外来:カルテ発行までの“空白時間”を有効活用
救急外来では、カルテが発行されるまでは患者情報を入力できないという制約もあり、診療後にまとめて記録する点が負担となっていました。そこで、カルテが出るまでの待ち時間で、問診、CT所見、処方内容、既往歴などを「AmiVoice iNote」に蓄積しておき、カルテ発行後に転記しています。
カメラ機能もよく利用しており、従来のようにデジタルカメラで撮影しデータを取り込む手間が不要になりました。気になる所見や皮疹をスマートフォンで撮影し、転送するだけで患者情報に紐付けできる点が非常に便利です。
効果:
カルテが発行されるまでの待ち時間が記録時間に変わりました。医療用語の音声認識精度が高く、救急外来でも十分実用的です。AI自動校正や誤字の補正が今後もっと強化されると、さらに便利になると思います。


小児科:紹介状の返書を「話すだけ」で一気に作成
紹介状の返書を作る際、まずは“目の前に相手の医師がいるつもりで”一通り話し、後でまとめて編集するスタイルで活用しています。音声入力ではタイピングと異なる思考モードになるので、何を話せばいいか迷う瞬間もありますが、アプリの使い方は直感的で、教えてもらった通りにすぐ使えました。
効果:
キーボードでもそこそこ速く入力できるため、作業時間自体は大きく変わらないものの、手が疲れなくなったのは大きいです。作業のしやすさは全然違いますね。小児科は医療用語よりも日常的なコミュニケーションが多い診療科なので、記録作成には独特の難しさがあります。AmiVoiceには普通の言葉(口語)の認識率向上を期待します。

糖尿病・内分泌科:音声と画像で、面談・問診後の記録作成がスムーズに
記録作成の補助として利用しています。患者さんとの面談・問診後に、思い出した内容を短くメモするように入力して、記録を整理しながら活用しています。カメラ機能では、患者さんが持参した書類、サプリメント、足の状態などを撮影し、その画像を記録に反映させています。
効果:
糖尿病診療では、よく聞く項目が似ているため、活用を重ねることで入力がスムーズになります。文字起こしした内容をそのままカルテへ転記できるので、記録時間が短縮されました。特に「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」など、専門用語を正しく変換してくれるのがとても助かります。ただ、タイピングの負担・ストレスはなくなりましたが、たまに誤変換があるので、今後も認識精度は改善していってほしいと思います。

最初は不安でも、使うほど精度と便利さを実感できます
AmiVoiceは最初こそ戸惑うものの、医療用語に対する音声認識精度の高さや記録のしやすさなど、使うほど便利さを実感できます。短い単語より文章として話すと精度が上がり、話し方を少し工夫すれば慣れてくるのでミスも減ります。はじめから完璧を目指さず、修正しながら使うことで、日々の業務に欠かせないツールになっていくと思います。





