
導入背景
・時間外勤務の多くが「記録業務」によって発生していた
・電子カルテ端末の台数が不足しており、使いたいときに利用できない状況が続いていた
・他の業務を優先せざるを得ず、記録が後回しになりがちだった
音声入力の導入で看護業務の質向上へ
本院では、看護業務における「記録」の負担が長年の課題となっていた。記録量の多さに加えて端末不足も重なり、時間外勤務の増加につながっていた。まとめて記入することで思い出し作業が発生し、記録の質にも影響を与えていた。
こうした状況を改善するため、音声入力システムAmiVoice iNoteを導入。その場で記録できる環境を整え、業務フローの見直しを進めた。
患者支援センターでの活用:移動時間が記録時間に変わる
患者支援センターでは、患者との面談後、次の業務へ移動するまでの短い時間を活用し、AmiVoice iNoteへ記録内容を音声で吹き込む運用を始めた。カルテ送信後に必要な修正だけを行うため、記録にかかる負担が軽減。記録時間は平均して30分は短縮できている。
スタッフからは、
「面談直後に音声でメモできるので、記録を後回しにせずタイムリーに残せる」
「すぐメモすることでカルテ入力の漏れも防げる」
といった声が上がっており、記録の質向上にも寄与している。


救急外来:スピードが求められる現場で威力を発揮
救急外来では、時間との勝負となるトリアージでAmiVoice iNoteを活用。問診中にキーワードをメモしておき、患者退出後にメモを基にAmiVoice iNoteに吹き込み、トリアージに転送している。記録にかかる時間が短縮され、救急対応という主業務に時間が割けるようになった。
循環器心臓血管外科病棟:細かな記録をその場で残せる安心感

病棟では、患者の転棟時やエレベーター待ちの移動中に記録できるようになり、「落ち着いたらまとめて記録する」という働き方から脱却。急変や転倒時にも「何時何分呼吸の状態」、「何時何分発見」など、メモ代わりに単発で記録を残している。
また、耳の聞こえない患者への説明では、AmiVoice iNote画面をそのまま見せることで、これまでの手書きメモより迅速なコミュニケーションが可能となり、看護の質向上にもつながっている。
導入効果:タイムリーな記録が業務効率を改善
AmiVoiceの導入により、
・記録時間の短縮
・記録漏れ・思い出し作業の削減
・患者とのコミュニケーション改善
といった成果が現れた。





