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導入事例

社会医療法人鴻仁会 岡山中央病院様

社会医療法人鴻仁会 岡山中央病院様 リアルタイムに記録をすることで
内容の抜け漏れを防止
テーマ 医療
業種 医療・薬局
規模 その他
サービス AmiVoice iNote
効果 情報の質的向上 ,業務効率化
https://www.kohjin.ne.jp/

実際にAmiVoiceをご利用いただいた印象を教えてください

左から
神吉洋輝(理学療法士)
矢原佐季子 副主任(作業療法士)
近藤智哉(理学療法士)

近藤さん:最初は「音声認識とかでそんなに業務効率が良くなるのかな?」、「あまり変わらないのでは?」というのが正直な印象でした。導入して実際やってみたところ、記録時間が1時間半程だったところが、今は40~50分くらいまで短縮されているので、すごく効率化が図られています。予想以上に便利だったので、やってみないとわからないものだなという反省も含めて、今では便利に使わせてもらっています。

矢原さん:患者さんの前でスマートフォンを使うということに若干の抵抗感が最初はありましたが、患者さんの前ではなく休憩の間や患者さんがトイレに行かれている間に隙間時間を見つける等の工夫をすることで使いやすくなったというか、抵抗感はそんなになく使えたかなと思います。

神吉さん:最初はAmiVoiceが導入されて、自分で音声入力した内容が本当に電子カルテに入るのかな、とちょっと疑問なところから入りました。実際に使ってみたら僕も数十分単位で記録時間が早くなりました。AmiVoiceの良いところは、患者さんが休憩している時やトイレに行っている時など、ただ突っ立て待っている時間でパパっと音声で入力ができるというのが、リハビリの予定が詰まっている僕らにとっては助かっていて、本当に使ってみて良かったなという印象があります。

AmiVoiceを使用する際の工夫を教えてください

矢原さん:長い文章を音声で入れるのが難しい場合は、一つの記録を一気に入れず、細かく区切って入れるようにしました。
AmiVoiceを使っていないと、午前中に実施したリハビリの内容の細かいところを覚えていなかったりしますが、リアルタイムで記録していくことでそういった内容も忘れずに記録できる点で便利さを感じて、細かく使ってみて乗り越えられました。

近藤さん:あとは「疲労13」と手打ちしておいて、リハビリが終わった後に「疲労感はBorgスケール13ややきつい」と言い直しています。患者さんの目の前で、「ごめんなさいちょっとだけメモ取りますね。」とキーワードだけ残しておいて、終わった後に全部文章化しています。

記録時間の削減によって空いた時間をどのように活用しているか教えてください

近藤さん:残業の時間が少し減りました。例えば18時ぐらいまで通常の記録時間があって、さらにそこから他の病院への情報提供書を書くために業務時間が延びる可能性がありますが、全部前倒にできるようになったので、トータルの仕事の時間が圧縮されて急性期病棟の方はかなり負担が減っているように感じます。

矢原さん:回復期の病棟もそれぞれの担当患者さんの書類を作る時間がどうしても必要ですので、削減した時間を別の業務に充てられて、時間が有効に使えるようになったと思います。

神吉さん:午前中からリハビリをすると、自分の休憩時間12時から13時の間のどこかで時間を割いてやらないといけなかった記録業務がAmiVoiceに入力しておくことで、例えば12時半に休憩に入っていたのが12時10分とか15分ぐらいに入れて自分の余暇時間が増えました。あとは17時ぐらいまでリハビリした後の残業時間がだいたい半分ぐらいになって、他の患者業務と期限の迫ったような優先しないといけない業務に時間を費やせるということが一番だったかなと思います。

AmiVoiceを利用することで業務が変わった印象はお持ちでしょうか?

近藤さん:残業時間が減った分、時間的にも気持ち的にもゆとりがあるので、他の職員とコミュニケーションをとる時間に使えています。自分の仕事で手一杯で終わったら帰る感じだったのが業務の効率化ができて、ちょっと患者さんのことで相談したり、今後の勉強会の日程を相談したりできるようになりました。

音声入力以外で特に便利に感じた点を教えてください

神吉さん:音声入力以外で便利だと感じているのは、カメラと動画機能です。月に1回のカンファレンスとICで使っています。コロナ禍で患者さんと会えないご家族さんにAmiVoiceに搭載されているカメラでリハビリの様子とかを動画で撮って、歩行訓練はこんな感じです、昨日のリハビリの状況ですというふうにお伝えすれば、目で見て分かるので、ものすごく感謝されますし僕もやってよかったなと思えます。

AmiVoiceの利用を広めるための工夫を教えてください

神吉さん:最初は他の職員に広めるとなるとちょっと抵抗というか壁がいくつもあるので、まず患者さんの前であえて触ってみたりとか、仕組みを伝えていくというところでAmiVoiceチームが一丸となってミーティングをして進めました。やっぱり、AmiVoiceを使うかどうかで業務効率が変わるので、そういうところをうまく工夫しながらやってきたという感じですね。

矢原さん:急性期は1人1台端末を持ってしっかりAmiVoiceを使ってくれましたが、回復期は1人1台端末がない環境だったのもあって、使えている人と全然使えていない人が最初はいました。ただ、しっかりみんなに使っていってもらいたいという思いがあったので、「この期間はこの人が端末を使ってください」というような時間を作らせてもらい、夏から秋ぐらいで期間を区切って使ってもらうという工夫で利用が増えました。3グループ3週間ずつに区切りました。

これからAmiVoiceを使われる方へメッセージをお願いします

近藤さん:音声認識は多分やればやるほどその便利さがわかってくるものだと思います。やらないとわからないし、やれば自分がより慣れてきて、こういうふうに喋ってとか、こうしたらまとまってくるというのが自分のスキルとしてもどんどん磨かれて、より業務効率化はできると思います。

矢原さん:導入してみんなに慣れてもらうまでの時間とか促し方というのが、工夫が必要な部分かなと思います。使える人はどんどん使ってくれると思うんですけど、使いづらい人はどういうところで困っているのか聞いて対応していった感じなので、拡げられるまでの工夫が必要かなと思います。

神吉さん:今まではパソコンの前でしかカルテが書けなかったから場所と時間に制限されていましたが、端末が1台持てる、さらにこの中でカルテが書けるというのが一番のメリットで、業務の効率化が図られたというのが一番大きいです。端末内蔵アプリの中には電卓やカメラ、タイマーとかも入っているので、AmiVoiceを使いながらもリハビリ中にちょっとバランス測定をするとか、そういうこともできるようになりました。患者さんにもあまりご迷惑を掛けることなく、スムーズにリハビリができるようになったのかなというのが一番大きいので、それを伝えたいです。

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