事業内容の多様化により従来アプリでは不十分に
グループ企業である藤田商事株式会社が新しいツールを試行的に導入している中で、「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム(以下、SIP)」をご紹介いただきました。
当社は従来、物流倉庫の建築を主に扱っていましたが、近年、マンションをはじめとした内装の複雑な現場が増加しています。対象となる現場が多様化する中で、これまで使用していた検査用アプリケーションはやや使いづらく、特にマンションの内装や設備の追加などを伴うオプション変更時に後から図面を差し替えたり、データを修正したりすることが難しいという課題がありました。SIPはその点が改善されると聞き、試してみたいと思いました。
担当者が現場で直接、導入をサポート
2024年12月から現場で利用を開始し、実務を担当する現場スタッフに使用感などを確認しながら導入を進めました。
導入直後は課題や不安もありましたが、アドバンスト・メディアの担当者が直接現場に来て一緒にSIPの画面を見ながらサポートしてくださり、スムーズに運用を軌道に乗せることができました。非常に心強く感じましたし、サポート体制への満足度は高いです。
検査中・検査後を問わず業務効率化を実現
「SIP」導入後、さまざまな場面で効率化が図られています。検査中に指摘事項を音声入力できるため、入力がスムーズになり、検査中の作業効率が向上しました。入力した指摘事項をもとに、自動で協力会社を振り分けてくれる機能も非常に役立っています。また、従来は指摘事項に割り当てる「共通」「検討」「確認」などの区分を検査終了後に手作業で取りまとめていましたが、導入後はPC上で5分とかからず出力できるようになりました。
指摘事項に紐づけて写真を登録できる点も便利です。導入当初は、大量の写真をクラウドにアップロードする場合に時間がかかることもありましたが、2025年5月のバージョンアップで写真データが常時クラウドに同期されるようになり、検査終了後のデータアップロードにかかる時間が6分の1程度まで短縮されました。
またシンプルで分かりやすいUIのため、「SIP」を使い慣れていない方でも直観的に操作が分かる点も魅力だと感じています。
内装が複雑な現場を中心に、利用を拡大したい
「SIP」の導入により、当初の課題であったマンションのオプション変更時のデータ修正もスムーズに行えるようになりました。今後もマンションなどの内装が複雑な現場を中心に利用を推進し、いずれは他の建築現場にも「SIP」の活用を拡げていきたいと考えています。
ご担当者様

名古屋支店 所長 宇佐美 友孝 様

名古屋支店 作業所所員 鳥丸 容加 様

名古屋支店 支店職員 山田 喬矢 様