テーマ | : | 議事録作成・書き起こし |
業種 | : | 医療・薬局 |
規模 | : | 1001名以上 |
サービス | : | AmiVoice MinutesWriter |
効果 | : | 業務効率化 |
当院のカルテが電子化されて10年近く経ちますが、看護職員の中には未だにパソコンの取り扱いに慣れていない職員が多数います。電子化されて便利になる一方で、手書きのカルテよりもパソコン入力の方が時間がかかってしまうという矛盾も生じていました。
また、誤入力による医療過誤を防ぐ目的で当院では独自の基準を設け、その基準に達した職員のみパソコンの使用を認めるという取り組みを行なっております。
上記に代表されるような業務改善を常に掲げておりますが、そもそも文字を手で1から入力するのではなく、音声認識で書き起こししてくれるようなものがあれば・・・と考えたのがきっかけです。
まず第一に、アドバンスト・メディア社の音声認識技術は既に医療関係にも多くの導入実績があることから導入を検討しました。また、他の競合会社の音声入力ソフトと違い、初期設定時に発言者の音声を登録するというような必要がないという点も魅力でした。
とりあえず試しに使ってみてからでないと不安であったので、貸出しさせて頂き実際の運用フローを辿ってみましたが、その時点で作業時間は明らかに減り、また疲れの度合いも大きく減りましたので、とても好評でした。
現在は、利用している部門から「議事録作成時にはなくてはならないもの」という声が出るほどの存在となっております。当初は、初めて見る編集ソフトのため、操作に手こずる者もおりました。その後、操作に慣れてきてからはどんどん時間が減ったため、編集ソフトに使い慣れることが一つのポイントだと思います。会議の内容によっては、録音データを何回も何回も繰り返し聞き、1週間掛かりで議事録を作成するという場合もありましたが、システムを導入してからは今までの半分以下の時間で作成出来るようになりました。最大のポイントは、ボイスレコーダーで録音したものは聞きたいポイントを探すだけで数分掛かりますが、このシステムだと音声データが1文1文毎にわかれているので、聞きたいポイントの頭出しがすぐだという点です。今後は院内にてより利用部門を広めていき、さらに音声認識を電子カルテ入力などにも応用したいと考えております。更なる認識精度の向上を期待しております。
第3次救命救急センター、災害拠点病院の指定や各種学会の認定施設として登録を受けた26診察科898床の総合病院。新しい医療装置を導入し、最新の医療にも積極的に取り組み、地域の基幹病院として更なる設備や利便性の充実を目指す。